カザフスタン
基本情報
概況
カザフスタンは旧ソ連諸国の中で2番目に大きな国家である。 豊富な埋蔵量の鉱物や金属があり、膨大な未開発の石油、石炭などの発掘燃料が眠っている。
また農業では、家畜や穀物生産両方に適した広大なステップ地帯を持ち、大きな潜在力を持っている。
カザフスタンの工業は、これらの天然資源の採掘と加工および、建設機器、トラクター、農業用機械、 いくつかの防衛機器を専門とする比較的大きな建設用機械分野が中心である。
ソ連の崩壊とカザフスタンの伝統的な重工業製品への需要の崩壊は、 1991年以来経済の激しい低下をもたらし、1994年には最も大きく低下した。
政府は経済活動に対する国家管理を次第に減らし、国営企業を民営化するという経済改革と民営化政策をゆっくりと押し進めた。
しかし、経済の基幹産業に関する政府の管理はなお強かった。
経済的苦境と工業エリートからの圧力が続き、1994年末までにインフレを低下させた金融、財政統制政策を政府が維持する事は難しかった。
1995〜1997年には、政府の経済改革プログラムと民営化のペースは速まり、民営企業数は増大した。
拡大した石油輸出の為の輸送パイプラインの不足は、経済回復の源泉を閉じているように見える。
1996年12月、カザフスタンの西部から黒海への 新しいパイプラインを建設するカスピ・パイプライン・コンソーシアム契約に調印した。これにより数年内により大量の石油輸出の見込みが増大した。
北部の工業地域から大量の熟練したスラブ系経営者および技術者の他国への移住により将来の成長が抑制される恐れがある。
国内総生産(GDP):500億ドル (1997年推計)
国内総生産実質成長率:2.1% (1997年推計)
一人当たり国内総生産(GDP): 3,000ドル (1997年推計)
インフレ率(消費者物価):12% (1997年推計)
失業率: 2.6%(公式に登録された失業者のみ)
多数の不完全就労者がいる (1996年推計)
国家予算(1997年推計)
歳入: 30億ドル
歳出:46億ドル
輸出:56億ドル (1996年推計)
商品:石油、 鉄および非鉄金属、化学薬品、穀物、羊毛、肉、石炭
相手国:ロシア、ウクライナ、ウズベキスタン,オランダ、中国
輸入:60億ドル(1996年推計)
商品:機械および部品、工業原料、石油およびガス
相手国:ロシア、ウクライナ、ウズベキスタン、トルコ、ドイツ
対外債務:33億ドル (1996年推計)
工業生産: 成長率は3% (1997年推計)
産業: 実質国内生産の26%を占める。 採掘産業(石油、石炭、鉄鉱石、マンガン、クロム、鉛、亜鉛、銅、チタン、ボーキサイト、金、銀、リン酸塩、硫黄)、鉄、スチール、非鉄金属、トラクター、他の農業用機械、電気モーター、建設資材
農業:GDPの20%と労働力の約26% を占める。
穀物、大部分は春小麦。牛肉、綿、羊毛。
経済援助:1億ドル (1993年推計)
通貨:1993年11月15日、通貨としてテンゲ(tenge)が導入された。
為替レート:1ドル=76.4テンゲ(1998年)、75.44テンゲ(1997年)、67.3テンゲ(1996年)、60.95テンゲ(1995年)、35.54テンゲ(1994年末)、54テンゲ(1994年末)
■交通・運輸
鉄道
全長: 13841km
幹線道路
全長: 141,076 km
舗装および砂利:113,566 km
未舗装:土 27,510 km (1996年推計)
空港:10(1997年推計)
■通信
電話:220万回線。 電話サービスは貧弱である。都市では100人当たり17回線、田舎では100人当たり7.6回線
ラジオ台数 :408.8万台
テレビ台数: 475万台