
- 概況:
- キルギス共和国は、小さく、貧しく、山岳にある国である。
経済は、多くを農業によっている。南部では潅漑地で綿花やタバコを栽培し、北部の丘陵では穀物を、山岳の牧草地で羊やヤギを飼育している。綿花、羊毛、肉が主要な産物であり、輸出品である。
工業輸出品は金、水銀、ウランなどである。
1990年以来モスクワからの補助金がなくなり、他の旧ソビエト諸国との貿易システムが破綻し、経済はほぼ50%縮小した。
これに対しキルギス政府は、1994年に金融および財政の緊縮政策を行い、インフレは1993年の一カ月当たり23%から1994年には一カ月当たり5.4%に下がった。
1994年の生産の減少は概算24%に上った。
比較的多くの外国の援助を得て経済改革を進めたにもかかわらず、1994年の構造改革は遅く困難な進捗状況だった。
しかし、キルギス共和国は、旧ソ連諸国のなかでは市場改革を最も進めた国の一つとなった。経済安定プログラムを進めた結果、1994年には88%あったインフレ率は1997年には15%まで下がり、経済成長は上向きとなった。
政府が保有していた企業の株式の大半は売却された。
生産の低下は1991年のソ連崩壊以来、厳しいものであったが、1995年中頃には生産は復活し、輸出は増加し始めた。
しかし、年金生活者、失業者、公務員の賃金は未払いが続いている。1996〜97年には、外国からの支援は、キルギス経済の回復に大きな役割を果たしている。
- 国内総生産(GDP): 97億ドル(1997年推計)
- 国内総生産実質成長率:10% (1997年推計)
- 一人当たり国内総生産(GDP): 2,100ドル (1997年推計)
- インフレ率(消費者物価):15% (1997年推計)
- 失業率:8%(公式に登録された失業者のみ)
また多数の非登録失業者と不完全就業者がいる(1996年推計)
- 国家予算(1996年推計)
- 歳入:2億2500万ドル
- 歳出:3億800万ドル
- 輸出:5億600万ドル (1996年推計)
- 商品:羊毛、綿、肉、金、タバコ
- 相手国:中国、イギリス
- 輸入: 8億9000万ドル(1996年推計)
- 商品: 穀物、材木、工業製品、燃料、機械、織物、履き物
- 相手国:トルコ、キューバ、アメリカ、ドイツ
- 対外債務:7億4600万ドル(1996年推計)
- 工業生産: 成長率108%(1996年推計)
- 発電量: 137億kWh
- 一人当たり消費量:2,090 kWh (1995年推計)
- 産業:機械 、織物、食品加工、セメント、靴、 冷蔵庫、家具、電気モーター、金、稀土類
- 農業:羊毛、タバコ、綿、家畜 (羊、ヤギ、畜牛) 野菜、肉、ブドウ、果物、 卵、ミルク、じゃがいも
- 経済援助:
- 受取: IMFからの援助の約束は1993年に8000万ドル、1994年に4億ドルだった。
- 通貨:ソム(som) が導入された (1993年5月10日)
- 為替レート:
- 1ドル=14.6ソム(1997年)、11.2ソム(1995年)、10.6ソム(1994年)
- 鉄道
- 全長:370 km
- 幹線道路
- 全長: 18,500 km
- 舗装および砂利:16,845km
- 未舗装:土 1,646km (1996年推計)
- 空港:54
- 電話:34万2,000回線、1,000人あたり76回線 。
家庭の電話の約10万回線が満足に使用できない。(1991年12月)
- ラジオ台数 :82万5,000台
- テレビ : 87万5,000台