ネパール
経済
概況
ネパールは、最貧国ともっとも遅れた開発途上国の間にいる。人口の半分以上は窮乏ラインの下にいる。
農業は経済の主柱であり、人口の80%以上の生計をまかない、GDPの40%を占めている。
工業生産の中心は主に農産物(ジュート、サトウキビ、タバコ、穀物)の加工である。
織物やじゅうたんの生産は近年拡大し、過去2年間に外貨収入の80%を占めた。農地や森林は別として、利用できる天然資源は、雲母、水力、観光である。年間人口増加2.6%と比較し、農業生産は約5%成長した。
1991年5月以降、政府は経済改革を進めた。ビジネスライセンスや登録資格を省略するなど貿易や外国からの投資を特に奨励した。
また、補助金を減らし、国営企業を民営化し、公務員をレイオフするなど財政支出をカットしている。
しかし、過去数年間に5つの政権が交代するなど政治的な不安定さが経済改革を進めるコンセンサスを作りづらくしている。
ネパール政府は、水資源の潜在力および観光、外国からの投資対象となっている地域の開発により経済成長を押し進めたいと考えている。しかしながら、他の地域での外国貿易と投資の見通しは、経済基盤の小ささ、科学技術の遅れ、地理的な辺鄙さ、自然災害の受けやすさなどにより、相変わらず良くない。
国際社会は、ネパールの開発予算の60%と国の歳出全体の28%以上の基金を援助しており、今後も成長の大きな要素となりつづけると思われる。
国内総生産(GDP): 311億ドル (1997年推計)
国内総生産実質成長率: 4.2% (1997年推計)
一人当たり国内総生産(GDP): 1,370ドル (1997年推計)
インフレ率(消費者物価): 7.5% (1997年推計)
国家予算:
歳入: 5億3600万ドル
歳出: 8億1800万ドル (96/97年)
輸出: 4億1900万ドル (1997年推計) 、しかし、インドとの国境貿易は記録されていないため含まない。
商品: じゅうたん、衣料、皮製品、ジュート製品、穀物
相手国:インド、アメリカ、ドイツ、イギリス
輸入: 16億ドル(1997年推計)
商品:石油製品20%、肥料11%、機械10%
相手国: インド、シンガポール、日本、ドイツ
対外債務: 26億ドル(1997年推計)
発電量: 9億8000万 kWh(1996年)
一人当たり消費量: 48kWh (1996年)
産業: 米、ジュート、砂糖、オイルシードの製紛。タバコ、織物、じゅうたん、セメント、レンガの生産。観光
農業: 米、コーン、小麦、サトウキビ、根菜植物、ミルク、水牛
特に旱魃の年は、食料は自給していない。
通貨: ネパール・ルピー
1 Nepalese rupee (NR) = 100 paisa
為替レート
1ドル= ネパール・ルピー : 63.265 (1998年)、58.010 (1997年)、56.692(1996年)、51.890 (1995年)、 49.398 (1994年)、48.607 (1993年)、 42.742 (1992年)、 37.255 (1991年)、 29.370 (1990年)
■交通・運輸
鉄道
全長: 101 km
注:タライ高原のすべての鉄道はインド国境まで閉鎖されている。
幹線道路
全長: 7,400 km
舗装: 3,000 km
未舗装: 4,400 km
■通信
電話: 50,000回線(1990年)
ラジオ局 : AM 88、 FM 0、短波0
テレビ局: 1