
- 概況
- パキスタンの経済は、1993年10月にベナジル・ブットが首相になって以来、いくつかの重要分野で効果を上げている。
彼女の前任者、暫定首相Moeen QURESHI (1993年7〜10月)は、経済改革と緊縮措置を始めた。援助国各国とIMFは,1994年2月に,パキスタンに対して13億ドルの構造調整融資を与えた。そのため彼女には、経済改革と緊縮措置を続けるという圧力がかかっていた。
外貨準備高は1994年に、30億ドル以上に昇った。そして予算不足は、実質的に減少した。実質GDP成長は、92〜93年は2.3% だったが、93年〜94年にかけて4%にあがった。
外国からの直接およびポートフォリオ投資もまた増加している。巨大な公益事業の私営化は1994年に、パキスタン電電会社 (PTC)と水力開発公社(WAPDA)の12% を売却することで始まった。 国営銀行と他の巨大な公営事業の売却は1995年に予定されている。
しかしなお、高水準の債務を負っている公営事業と高い防衛費、小さな税基盤、巨大な人口、綿へ依存した輸出の構造などは安定した経済環境を作るための妨げとなっている。政府は、それら長年の弱大した経済に対処しなければならない。
加えて、パキスタンのインフラは不十分で悪化している。低い識字率は工業の成長を束縛し、党派や、民族、部族間の暴力事件は増え続け、生産を混乱させている。
- 国内総生産(GDP):3,440億ドル (1997年推計)
- 国内総生産(GDP)実質成長率:3.1% (1997年推計)
- 一人当たり国内総生産(GDP) 2,600ドル (1997年推計)
- インフレ率(消費者物価):11.8% (96/97年)
- 失業率:10% (90/91年)
- 国家予算 (96/97年)
- 歳入:96億ドル
- 歳出:136億ドル
- 輸出:82億ドル(1997年推計)
- 商品:綿、衣料、米、皮、じゅうたん、
- 相手国: アメリカ、日本、香港、EU
- 輸入:95億ドル(1997年推計)
- 商品:石油、石油製品、機械、輸送機器、植物油、動物脂肪、化学薬品
- 相手国:日本、アメリカ、EU、中国
- 対外債務: 330億ドル (1997年推計)
- 工業生産: 成長率3.6% (96/97年)
- 発電量:581億kWh (1997年)
- 一人当たり消費量:436kWh (1997年)
- 産業:織物、食品加工、飲料、建設資材、衣料、紙製品、エビ
- 農業:GDPの24%、世界最大の潅漑設備がある。
主要作物:綿、小麦、米、サトウキビ、果物、野菜
家畜の産物:ミルク、牛肉、マトン、卵
- 麻薬: 国際麻薬貿易のためのアヘンとハッシシの大生産地。いまだ世界第3位のアヘンの生産地(1,994年には160トン)。アフガニスタンのヘロインの加工の大中心地であり、南西アジアのヘロインをヨーロッパ等へ運ぶ重要な中継地。
- 通貨:パキスタン・ルピー
- 1 Pakistani rupee (PRe) = 100 paisa
- 為替レート
- 1ドル=パキスタン・ルピー: 44.050 (1998年)、41.112 (1997年)、36.079(1996年)、31.643 (1995年)、30.570 (1994年)、 28.107 (1993年)、 25.083 (1992年)、 23.801 (1991年)、 21.707 (1990年)
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- 鉄道:
- 全長: 8,163 km(1996年推計)
- 幹線道路
- 全長:224,774 km
- 舗装:128,121 km
- 未舗装: 96,653 km (1996年推計)
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- 電話:255万回線(1997年推計)
- ラジオ局 :AM 26、FM 8、短波 0
- テレビ局: 29