
- 概況:
- 1990〜93年、シリアを支配するバース党による経済運営は湾岸戦争、石油生産の増大、好天候、不安定な世界経済により、好調だった。経済成長はざっと平均10%に上った。
また湾岸戦争によりシリアは、アラブ諸国、ヨーロッパ、日本より思いがけない50億ドル近い援助を得た。
しかし、1990〜93年の好景気による利益は、平等に分配されず、金持ちと貧乏人の格差を広げる結果となった。全国的な金融スキャンダルと増大するインフレーションは、1994年のGDP成長率を4%に落とした。
いまだ多くの低い生産性の国営企業は、シリアの経済に負担をかけている。 石油生産は、10年後には、急激に減少するだろう。
シリアの顕著な国家統制的経済は、政府が広範な経済改革に失敗したため、不安定さを増している。
主要な産業である農業は開発が不十分である。約80%の農地が未だ雨による水に頼っている。
シリアには通常の降水量でまかなえる十分な水の供給量があるが、主要な水の供給地と人口稠密な都市の間の距離の大きさが水の分配に難しい問題を起こしている。 水問題は、急速な人口増加、工業発展、水汚染の増加によって悪化している。 民間資本は、農業、エネルギー、輸出部門での近代化に批判的である。
石油生産は横ばいであり、国際市場へ浸透しようとした非石油部門の努力は達成されていない。 シリアの不十分なインフラ、旧式の技術基盤、弱い教育システムのため、将来的には衝撃に弱く、イスラエルやヨルダンのような隣国との競争を妨げるだろう。
- 国内総生産(GDP):1,061億ドル (1997年推計)
- 国内総生産実質成長率:4.6% (1997年推計)
- 一人当たり国内総生産:6,600ドル (1997年推計)
- インフレ率(消費者物価):15〜20% (1997年推計)
- 失業率::12% (1997年推計)
- 国家予算(1996年推計)
- 歳入:39億ドル
- 歳出:43億ドル
- 輸出:42億ドル (1997年推計)
- 商品: 石油70%、 織物12%、食品12%、 工業品5%
- 相手国: ドイツ17%、イタリア16%、フランス11%、 レバノン14%、サウジアラビア7% (1995年推計)
- 輸入: 57億ドル (1997年推計)
- 商品: 機械および機械部品40%、食料10%、金属製品15%、 化学薬品10%
- 相手国:ドイツ8%、イタリア9%、フランス4%、韓国5%、アメリカ4%、日本4% (1995年推計)
- 対外債務:200 億ドル (1997年推計)
- 発電量: 149 億 kWh (1995年推計)
- 一人当たり消費量:970kWh (1995年推計)
- 産業:織物、加工食品、 飲料、 タバコ、 リン鉱石、 石油
- 農業:GDPの30%、労働力の3分の1を占める。
- すべての主要な作物(小麦、大麦、綿、レンズ豆、ひよこ豆)は、主に生産に広い範囲を与える雨水のある土地で作られる。
- 家畜:牛肉、ラム、卵、鶏肉、ミルク
- 穀物や家畜の産物で自給していない。
- 経済援助
- 受け取り:アメリカの援助はない。1990〜1992年には、湾岸戦争の立場の結果として、アラブ諸国および西側諸国から約42億ドルの貸し付けと援助を得た。
- 通貨: 1シリアポンド (#S) = 100 ピアストル
- 為替レート:1ドル=11.225シリアポンド (公式の固定レート)、実質的なレート1ドル=41.9シリアポンド (1997年)
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- 鉄道: 全距離:1,998 km
- 主要道路(1996年推計)
- 全距離 40,480 km
- 舗装:9,310 km (高速道路8660 kmを含む)
- 未舗装:31,170km
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- 電話:541,465台(1992年推計)
- ラジオ局: AM 9, FM 1, 短波 0
- テレビ局: 17