トルクメニスタン
基本情報
概況
トルクメニスタンは大部分を砂漠が占め、遊牧民の家畜飼育、潅漑されたオアシスでの集約的な農業、 膨大な天然ガスと石油資源を持つ国家である。
潅漑地の半分は世界第10位の綿花生産に当てられている。また世界第5位の天然ガスの埋蔵量と莫大な石油埋蔵量を持っている。
1993年末までに、トルクメニスタンは、他の旧ソビエト諸国ほど経済的混乱を被らなかった。 それは石油とガスの価格の上昇と外貨収入の急激な増加を受けたことによった。
1994年、ロシアはドルと交換できる通貨市場へのトルクメニスタンの天然ガスの輸出を拒否し、旧ソビエト諸国の天然ガス輸入国では債務が増加した。
それによってトルクメニスタンの工業生産は急激に落ち込み、財政が黒字から若干の赤字へと転落する原因となった。
経済改革と民営化に向けた慎重な取り組みでさえスローダウンした。
1995年、トルクメニスタンは、ガスに対する輸入国の支払い不能と1994年の綿花の低収穫によって、引き続く経済問題に直面した。
1996年、経済は底上げした。しかし高いインフレは続いた。なおその上、旧共産党による独裁的な政権が権力を握り、社会構造は部族を基礎としているため、経済改革には慎重であり、非効率な経済を支えるためのガスと綿花の売上に望みをかけている状況である。
1996年、政府は、統一的な市場ベースの交換レート、競売による政府債券の配当、 財政不足に対応した厳しい支出制限を目的とした安定化プログラムを始めた。 しかし民営化は限られている。
トルクメニスタンはイランおよびトルコを経由する天然ガスの新しい輸出のチャンネルを開こうと努力している。しかし実現には長い年月がかかりそうである。
国内総生産(GDP):125億ドル (1996年推計)
国内総生産実質成長率:-0.3% (1996年推計)
一人当たり国内総生産(GDP): 3,000ドル (1996年推計)
インフレ率(消費者物価):992% (1996年推計)
失業率: 不明
国家予算(1996年推計)
歳入: 5億2100万ドル
歳出: 5億4800万ドル
輸出: 旧ソビエト諸国以外へ17億ドル (1996年推計)
商品:天然ガス、綿、石油製品、電気、織物、じゅうたん
相手国:ウクライナ、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニア、東ヨーロッパ、トルコ、アルゼンチン、ドイツ、アメリカ
輸入: 旧ソビエト諸国以外から15億ドル (1996年推計)
商品:機械および部品、穀物および食品、プラスチックおよびゴム、耐久消費財、織物
相手国:ロシア、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、カザフスタン、トルコ、アメリカ、ドイツ
発電量: 92億kWh(1995年)
一人当たり消費量: 2,013 kWh (1995年)
産業:天然ガス、石油、石油製品、織物、食品加工
農業: 綿、穀物、畜産
通貨:1993年11月1日、トルクメニスタンは通貨としてマナト(manat)を導入した。
為替レート
1ドル=マナト :4,070 (1997年)、2,400 (1996年)
■交通・運輸
鉄道
全長: 2,187 km
幹線道路
全長: 24,000 km
舗装および砂利: 19,488 km
未舗装:土4,512 km (1996年推計)
空港:64
■通信
電話: 100人当たり7.5 回線(1991年)