
ベトナム経済は、極度に低い経済状況から始まったが、過去10年を通して着実に発展した。 ベトナムは、最近、計画経済モデルからもっと効果的な市場経済システムへ移行しつつある。
大部分の価格は、今やまったくコントロールされていない。そしてベトナムの通貨は実際切り下げられ、変動相場制に移行している。加えて、主に農業での非集団化と、民営のビジネスを公認する法律の制定により、民間企業の活動の機会は広がっている。
輸出のほぼ4分の3は、わずか2つの商品、米と原油によって生み出された。
経済は工業と建設業がリードし、1993年、1994年には、それぞれ7%、9%の伸びを果たした。しかし、工業分野は、競争力のない国営の企業の存在が重荷となっている。
ざっと20%の失業者と、毎年の人口増加による労働力の増加で、失業対策が重大な問題となっている。
経済成長は1997年には強いペースで進み、工業生産は12%、実質GDP成長率は8.5%まで上った。
しかし、これらの好調な数値が経済上現れてきた幾つかの大きな問題を覆い隠してしまった。石炭、セメント、鉄鋼、紙などを含む主要な産業は多くの在庫を抱え、もっと実力のある外国企業との厳しい競争にさらされている。このため、1997年にはベトナムは33億ドルの貿易赤字を記録した。援助と外国からの投資の金額は落ち込み、急速に拡大した輸入に対する支払資金の供給が十分ではなくなった。ベトナムはその不足をしのぐために短期貿易クレジットを使っていると広く信じられている。これは外国為替が危険な状況になった場合にリスクのある戦略である。
ベトナム当局は、経済をよみがえらせ、もっと競争力を持ち輸出を押し進める産業を作り出そうとして、構造改革を進めているがその歩みは遅い。国営企業の民営化は政治的論争で行き詰まったままであり、勢いのある民間分野では融資や市場への参入機会を共に拒否されている。銀行分野の改革は遅く、ベトナムは現在の高い成長を維持するための十分な国内預金を使えるようにはできないだろうという懸念を引き起こしている。
行政および法律の障壁により、外国の投資者は認可までに時間と高いコストを必要とし、外国資本の流入を支えるベトナムの能力への同様の疑いを引き起こしている。
その中で日本は、1995年にもっとも多額の6億5000万ドルの援助を誓約した。
-
■運輸・交通 - 鉄道
- 全長:2,0835 km (ベトナム戦争に被害を受け回復していない 224 km を含む)
- 幹線道路(1996年推計)
- 全長:93,300 km
- 舗装:23,418 km
- 未舗装:69,882 km
- 舗装:23,418 km
-
■通信 - 電話:80万回線(1995年推計)
- ラジオ
- 電話:80万回線(1995年推計)
- ラジオ局: AM 不明、FM 228、 短波 0
- ラジオ台数:722万台 (1992年推計)
- テレビ
- テレビ局:36 (中継77)
- テレビ台数:290万台(1992年推計)