イエメン
経済
概況
北部の都市サヌアは統一されたイエメンの政治的首都であり、南部の都市アデンは、精製所と港湾設備を持った経済と商業の首都である。
イエメンの経済発展は、イエメンの石油資源開発に対する外国からの援助に大きく頼っている。
旧南イエメンが積極的に北イエメンと統合したのは、ソビエトからの経済援助の減少によるためだった。
北イエメンは国内産業と農業が低水準のため、必需品すべてを実際に輸入に頼るようになった。かつて食糧生産で自給していた北イエメンは大きな輸入国になった。かつて綿、果物、野菜などの輸出作物のために使われた土地は、qatと呼ばれる低木に変わった。その葉は刺激性効果があるため、イエメン人は好んで噛む。しかし大きな輸出市場を持っていない。
旧南イエメンの経済は停滞していた。その理由の一部は、生産の決定、投下資本の配置、輸入品の決定が中央の管理によっていたためだ。イエメンの大きな貿易赤字はイエメン人が海外で働く送金と外国の経済援助で償われていた。
湾岸危機以来、海外労働者の送金額は大きく減少した。
1994〜95年の成長は、石油価格の低下、急激なインフレ、政治の行き詰まりによる経済協力と指導力の欠如などのため停滞している。しかしながら、1995年2月のサウジアラビアとの和平合意と石油価格上昇の見込みは、イエメンの経済見通しを明るくした。
1996年6月の洪水により農業分野では貴重な表層土の多くが失われ、食料の輸入が急増した。
1998年には、石油生産と全GDPは適度に増加することが期待される。
将来の経済発展は経済を多様化させるための外国からの投資を引きつける事にかかっている。
国内総生産 (GDP): 318億ドル(1997年推計)
国内総生産実質成長率: 5% (1997年推計)
一人当たり国内総生産: 2,300ドル (1997年推計)
インフレ率(消費者物価):5% (1997年推計)
失業率:30% (1995年推計)
輸出:23億ドル (1997年推計)
商品: 原油、綿、コーヒー、皮革、野菜、 乾燥および塩づけの魚
相手国: 中国 23%、韓国19%、タイ14%、ブラジル13%、日本15%(1995年推計)
輸入: 23億ドル(1997年推計)
商品: 織物および他の工業消費財、石油製品、佐藤、穀物、小麦粉、他の食料、セメント、機械、化学薬品,
相手国: アメリカ12%、 フランス11%、UAE10%、 サウジアラビア7%、 イギリス 5% (1995年)
対外債務80億ドル(1996年推計)
発電量:18.5億kWh
一人当たり消費量:126kWh (1995年推計)
産業:原油生産および石油精製、綿織物や皮革製品の小規模生産、食品加工、手細工、小規模なアルミニウム生産、
農業: GDPの26%
産物:穀物、果物、野菜、 qat(軽い中毒性のある潅木), コーヒー、綿、酪農、鶏肉、牛肉、魚。穀物は自給していない。
通貨:イエメン・リアル
Yemeni rial (new currency); 1 North Yemeni riyal (YR) = 100 fils
1 South Yemeni dinar (YD) = 1,000 fils
:1990年5月22日のイエメン共和国の建国の後に、北イエメンリアルと南イエメンディナールはニューイエメンリアルに統一された。
為替レート:1ドル=イエメン・リアル -129.158(1997年)、 94.157 (1996年)、40.839 (1995年)、12.0 (公式レート/91〜94年)、90 (市場レート, 1994年12月)
■運輸・交通
鉄道:0 km
幹線道路
全距離:64,725km
舗装:5,243 km
未舗装: 59,482 km (1996年推計)
■通信
電話:131,655回線(1992年推計)
ラジオ局: AM 4, FM 1, 短波 0
ラジオ台数:325,000台(1993年推計)
テレビ局:10
テレビ台数:10万台(1993年推計)